続バーンハナの軌跡12

【関西へ】
四国での住み込み生活が1ヶ月過ぎたころ
オープンも一段落し募集で来てくれた3人の研修も終わりに近づいてきた。
共に頑張ってくれる仲間の存在は有り難い。
現場もお客さんと新人研修で大忙しだった時、1件の電話が掛かってきた。
「鵜川くんか!元気にしてるか。一度店に来てくれへんか」
以前の会社の時に契約してた施設の社長からだった。
どうやら新会社を立ち上げ四国でしてることをスタッフに聞いたようだ。
Nさんを四国に残し、一旦京都に戻ることにした。
【新たな展開】
京都に戻ると早速に電話をもらった社長に会いに行った。
どうやら現状のマッサージコーナーの運営が上手く行ってないようだった。
スタッフは減り、会社のサポートもないようだ。
それも仕方ないだろう。
私が辞める前、スタッフの怒りと落胆さは限界に達していた。
早く新会社で環境を造ることを急いだが、間に合わなかった後悔。
辞めていったスタッフに申し訳ない気持ち。
色々な思いが吹き出しながら話を聞いた。
社長から最後に、
「今の会社と契約が終了したら鵜川君やってくれ!昔のように盛り上げてくれ!」
と言われ、握手をしてくれた。
暫くして前の会社は倒産していった。
その後、殆どの施設が戻った状態になった。
準備は整った。
後はスタッフの生き甲斐、遣り甲斐を、良い環境を創ること。
ここに全力で集中しよう。
熱い思いが心の中で高まった。
再出発だぁ~
~続く~