続バーンハナの軌跡15【バリ編2】

【2度目のバリ島】
日本初のバリの温浴施設のオープン2ヶ月前に、エステの希望者と指導員を連れて2度目のバリに行くことにした。
以前研修を約束したガイドの方と合流し、案内されたスクールは日本人が経営している店だった。
当時としては珍しいケースだったように思う。
そこで1週間の研修が待っていた。
通訳が付いての研修だったため、予定よりも順調に進み、1日残して終了した。
研修を受けたスタッフも充実感を感じているようだった。
認定書を受け取り、満足そうなスタッフと話をしたが、帰って来た言葉は
「良かったです」
の言葉だけだった。
私も現場に居合わせたが、ゆっくり流れる時間と、癒される風景や建物が印象的だったが
遣り甲斐を得るものがあったかどうかは疑問のまま終わっていった。
帰国後、教えてもらったバリエステを皆に伝授し、盛況にオープンを終えることが出来た。
【次ぐ】
バリのスクールで認定書を獲て自信を得たスタッフが現場の忙しさで1ヶ月で辞めていってしまった。
わざわざ何のためにバリに行って研修したのかガッカリさせられる結果に、何か足りないももを感じた。
何が足りないのだろう。
その疑問は日に日に増していった。
何が足りないのだ。。。。
毎日疑問の中で出た答えはとことん追求すること。だった。
そして世界中のスクールを周ることを決めた。
足りないもの。。。。
技術だけでなく心
この仕事の本質であり、
そこに宿る精神を知ることが必要だと感じた。
その日から知り合いや、文献をもとに世界のマッサージスクールを調べだした。
そして、以前お世話になった台湾の足裏マッサージスクールを訪れることにした。
~続く~