続バーンハナの軌跡14 【バリ島編】

【バリへ】
意外な結果となった採用の電話。
なぜ選んでもらったか未だに分からないが、有り難いことだった。
施設の立ち上げ準備は早々に始まっていったが、気持ちはスタッフに資格を取らせ、自信をつけさせることが
自分にとっての最優先課題となっていた。
オープン準備もいよいよ最終段階に入った時、施設のコンサルタントの方と、責任者の方に、バリの方に
買い付けに行かないかと話を持ちかけられた。
勿論、二つ返事で行かせてもらうことにした。
初めてのバリ。
バリエステが有名だと下調べて知っていた。
そこで資格が取れるか。
そして心も学べるか。
色々と試案しながらバリ島へ出発した。
デンパサール国際空港に着くと、かび臭いエアコンの臭いと、少し蒸し暑さを感じた。
現地のガイドに案内されるがままに車に乗って、早々に家具の買い出しに向かった。
コンサルのMさんはどうやらバリに何度か来ているようで、ガイドも友達のようだった。
Mさんは サーフィンに良く来るらしい。
サーファーにとってバリ島は人気の島なんですね~
初めて知ることがすごく多かった。
夜の食事はなんと「手」だけで食べた。
手は器に用意された水で洗って、匂いが混じらないように違う料理を食べる。
衝撃的な初日を終えて、次の日も施設で使う備品や家具の買い出しに明け暮れた。
4日間の日程だったが、最終日にようやくエステのスクールと施設を案内してもらった。
そこで見るものは全て初めての物ばかりだった。
野外でするオイルマッサージの解放感。
室内に入ってフットマッサージをすると、薄暗い部屋の天井には満天の星のプラネタリウム。
男でも癒された。
いいなぁ~
癒される。
あっという間に時間が経った。
そこで通訳の人を通して話を聞いた。
オン スワスティアス~

こんにちわぁ~
このエステの資格取れますか?
学ぶこと出来ますか?
と聞くと、案内されたのは一生懸命練習している幼い少女が数名居るところだった。
皆、笑顔で楽しそうに練習してるのが印象的だった。
次回、バリエステを修得するために、日本のスタッフに技術を教えてもらえるか聞いてみた。
快く受講の許可をくれた。
テレマカシ~

有り難う。
こうして次回学べることなったことで希望が見える。
沢山の収穫を有り難う。
その後、帰国の途についた。
~続く~